認定コンストラクションマネジャー資格試験の合格率や過去問入手方法を解説

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コンストラクションマネジメント(CM)会社で働く人やコンストラクションマネジャー(CMr)を目指す人向けに、コンストラクション・マネジャーを認定する資格があります。

この記事では、このコンストラクション・マネジャーを認定する資格である、認定コンストラクション・マネジャー試験の概要や合格率、過去問の入手の方法などをまとめました。

コンストラクションマネジャーへの転職について知りたい方は、あわせてお読みください。
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認定コンストラクション・マネジャー(CCMJ)試験とは

認定コンストラクション・マネジャーはCM業務において必要な知識と能力があることを示す資格です。「Certified Construction Manager of Japan」の頭文字をとってCCMJと略されます。

認定コンストラクション・マネジャー試験は、CM会社の多くが加盟する、日本コンストラクション・マネジメント協会(以下日本CM協会)が作った資格です。

単にコンストラクション・マネジャーを指す場合はCMrと略すため、認定コンストラクション・マネジャー資格は「認定CMr資格」とも「CCMJ資格」とも表記されます。認定コンストラクション・マネジャー資格試験は2017年で13回目となり、12回までに累計998人が合格しています。

認定コンストラクション・マネジャー資格試験の2014年~2016年の合格率は平均すると約37%です。合格率はそれなりに高いと言えますが、後述するように一級建築士や数年の実務経験が受験資格として必要なため、建設業界の中でも高度な専門性を求められる資格とも言えます。

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認定コンストラクション・マネジャー(CCMJ)資格試験の受験要項

認定コンストラクション・マネジャー資格受験の基本データをまとめました。

受験スケジュール

願書発行 4月初旬~5月末
願書受付 5月初旬~7月初旬
受験資格の審査結果と受験票の発送 7月下旬
試験実施 8月下旬
合格発表 10月中旬
資格登録申請受 11月初旬~12月中旬
CCMJ資格者証の交付 2月上旬

試験に合格し、認定コンストラクション・マネジャー資格を取得するためには、試験の合格証の有効期間内に資格登録の手続きを行い、認定コンストラクション・マネジャー資格者証の交付を受ける必要があります。この手続では日本CM協会の会員になる事が求められます。

認定コンストラクション・マネジャー登録証は交付後5年間有効で、更新のためには有効期間中に日本CM協会が実施する資格登録更新制度に基づく継続能力開発(CPD)を行う必要があります。

試験会場

認定コンストラクション・マネジャー試験は全国5会場で行われます。仙台、東京、名古屋、大阪、福岡のうち、好きな会場を選ぶことが出来ます。
2017年の認定コンストラクション・マネジャー試験は、8月27日(日)に以下の日程で行われます。

試験場 試験会場 所在地
仙台 仙台市中小企業活性化センター(旧ネ!ットU 仙台市情報・産業プラザ) 仙台市青葉区中央1-3-1
東京 フォーラムエイト 東京都渋谷区道玄坂2-10-7
名古屋 愛知県産業労働センター ウィンク愛知 名古屋市中村区名駅4-4-38
大阪 大阪府建築健保会館 大阪市中央区和泉町2-1-11
福岡 福岡建設会館 福岡市博多区博多駅東3-14-18

受験料

受験料は日本CM協会の会員の場合は安くなります。また試験のうち知識試験にのみ合格した場合、ACCMJ(Assistant CCMJ)という資格が与えられ、この資格を持っていると3年以内の受験料が安くなります

日本CM協会会員 非会員
一般 25,920円 36,720円
一般(ACCMJ合格者) 18,360円 28,080円
学生 20,730円 29,370円
学生(ACCMJ合格者) 14,680円 22,460円

認定コンストラクション・マネジャー(CCMJ)資格試験の合格率

近年の認定コンストラクション・マネジャー試験の合格率(合格者/受験者)は以下のようになっています。

2014年以降は能力問題の模範回答例が公開されるようになり、2015年以降は知識問題の正解も公開されるようになりました。また、2016年は試験時間の改訂がありました。そのためかこの3年間は合格率に比較的変動が見られます。また受験者は増加傾向にあり、資格として注目度が上がっているようです。

CM資格試験の表

受験者数 合格者数 合格率
2014 179 47 26.3%
2015 195 91 46.7%
2016 250 94 37.6%

認定コンストラクション・マネジャー(CCMJ)資格試験の受験資格について

認定コンストラクション・マネジャー試験の代表的な受験資格を挙げます。

次のいずれかの有効な国家資格を取得している場合

①一級建築士
②一級建築施工管理技士
③一級土木施工管理技士
④一級電気工事施工管理技士
⑤一級管工事施工管理技士
⑥技術士(建設部門、上下水道部門、衛生工学部門、電気・電子部門、総合技術監理部門)
⑦建築設備士

この場合、上記の資格のどれかがあれば受験できます。

最終学歴に対応した年数以上の実務経験がある場合

有効な国家資格がない場合でも、実務経験によって受験資格が得られます。この場合は卒業した学校の種別と国土交通省令で定められている指定学科を卒業したかによって必要な実務経験の年数が決まっています。

指定学科を卒業した場合 指定学科以外を卒業した場合
4年制大学 実務経験6年以上 実務経験8年以上
短期大学
5年制高等専門学校
実務経験8年以上 実務経験10年以上
高等学校 実務経験12年以上 実務経験14年以上
その他 実務経験15年以上 実務経験15年以上

専門学校を卒業した場合、「高度専門士」は大学卒業同等、「専門士」は短期大学卒業同等として取り扱われます。「高度専門士」、「専門士」のいずれにも該当しない場合は、「専門課程」であれば、高等学校卒業同等として取り扱われます。

指定学科について

指定学科とは国土交通省令で定められている学科です。

これらの学科に該当しない場合でも、学校によっては指定学科に準ずると認められている学科がある場合もあります。そういった学科は学校別にリストアップされています。それらについて知りたい場合はリンク先を参照して下さい。

㈶建設業振興基金(建築関連施工管理技士試験)
日本建設情報センター(土木関連施工管理技士試験)
㈶建築技術教育普及センター(建築士試験)

受験資格に必要な実務経験について

認定コンストラクション・マネジャー受験資格の実務経験として認められる業務は「建設及び開発行為に関わる業務」です。所属によって何が実務経験にあたるかは変わります。

所属 建設及び開発行為に関わる業務
建設コンサルタント、設計事務所、清算事務所、建設会社、専門工事業 PM/CM、設計、工事監理、発注調達、施工計画、品質管理、予算・コスト管理、工程管理、安全衛生管理、環境管理、現場管理全般、技術研究開発
官公庁 建設行政、営業業務
民間企業 建設調達管理、維持管理
大学院、大学、高等専門学校、短期大学、高等学校、研究所 建設及び開発行為に関わる研究、教育

認定コンストラクション・マネジャー(CCMJ)資格試験の内容と過去問について

認定コンストラクション・マネジャー試験は午前中に知識問題があり、午後に能力問題がある2部構成となっています。それぞれの特徴は以下の通りです。

知識問題

知識問題は5択問題です。問題数は50問程度で、試験時間は2時間です。問題は〈CMの概要〉、〈CMの業務〉、〈CMの理論・技術・手法〉といったテーマから出題されます。参考までに以下に1つ過去問から抜粋しました。

問題6
次の記述のうち最も不適切なものを1つ選びなさい。

  1. CMrが、段階施工方式(ファスト・トラック)の採用を提案するためには、部分工事ごとの着工の許可が必要であり、日本の建築確認申請制度との整合性に注意する必要がある
  2. 米国では、CMrが下請業者との工事契約を締結せず工事費のGMP(Guaranteed Maximum Price:最大保証金額)のみを保証するCM方式も存在する。
  3. CM方式では、委託者はプロジェクトの全段階を通して連続したCM業務をCMrに発注しなければならない。
  4. 地方公共団体において、CM方式を導入する背景には、「技術系職員の不足」、「専門的な知識・技能の必要性」、「業務の効率化の向上」といったニーズがあるとされている
  5. わが国の民間のCM方式の導入には、プロセスの透明性、情報開示、説明責任などの達成を評価する背景があるとされている。

(CMAJ機関誌 2016年11月号 Vol.48より引用 正解は3番)

能力問題

能力試験は記述問題、選択問題、論述といった形式で出題されます。試験時間は3時間です。それぞれの以下のような特徴があります。

記述問題(短文筆記) 約40字から200字の文章で解答する記述式の選択問題
選択問題(事例解決) 例示された架空の建設プロジェクトについて、問題点の指摘や解決方法の提案を求める
論述(経験論文) 与えられたテーマについて、自らの経験に基づいて論述する

過去問の入手方法

日本CM協会の機関誌CMAJには認定コンストラクション・マネジャー試験で出題された試験問題が掲載されます。過去問が載っているバックナンバーが欲しい場合、日本CM協会に申し込むと一冊2160円で購入できます。

過去問は以下のバックナンバーに載っています。

No.12‐2004年度 第1回試験問題掲載
No.16‐2005年度 第2回試験問題掲載(在庫なし)
No.18‐2006年度 第3回試験問題掲載(在庫なし)
No.22‐2008年度 第4回試験問題掲載
No.25‐2009年度 第5回試験問題掲載
No.28‐2010年度 第6回試験問題掲載
No.31‐2011年度 第7回試験問題掲載
No.34‐2012年度 第8回試験問題掲載
No.37‐2013年度 第9回試験問題掲載
No.40‐2014年度 第10回試験問題・能力問題の解答講評掲載
No.44‐2015年度 第11回試験問題・知識試験解答・能力問題の解答講評掲載
No.48‐2016年度 第12回試験問題・知識試験解答・能力問題の解答講評掲載

No.16とNo.18は在庫がありません。それらに載っている過去問が欲しい場合、何かバックナンバーを購入した上で希望すれば、無償で試験問題部分のコピーを同封して貰えるそうです(2017年5月時点)。
また2014年まで回答を公開して来なかったため、それ以前の過去問には回答例がありません。能力問題は2014年以降のみ、知識問題は2015年以降にのみ回答が公開されています。

CM資格試験について調べる人のイメージ

コンストラクション・マネジャーとしてのキャリアを築くにあたって

CMはまだ職能としては新しい部類に入ると思いますが、その役割への期待は高まっているようです。建築設計などからCM会社に転職する場合、それまでの経験を活かせるため、キャリアアップなどに繋がる事もあります。

しかし、CCMJ資格の取得はあくまで入り口です。CMrを目指すには、業界の情報収集を怠らず、日々努力していく必要があります。

フリーランチは建設業界に特化した転職エージェントです。キャリアアドバイザーにCM業界での実務経験があるため、建築設計者や施工者出身の方が発注者やPM/CM会社へ転職する支援をすることを得意としています。

認定コンストラクション・マネジャー資格試験の受験とともに転職を検討されている方、キャリアについて悩んでいる方はフリーランチのキャリア相談をぜひご活用下さい。

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