建築系のフリーランスを4つに分類し、働き方やお金・報酬について実態を紹介します

建築や不動産業界では、フリーランスはどのような働き方をしているのでしょうか。

未来の働き方を創る会社、フリーランチでは、建築・不動産業界の正社員の転職だけでなく、建築系のフリーランスや法人化など独立の支援も行っています。

この記事では、建築系のフリーランスの働き方を業務内容やお金の貰い方などから4つに分類し、わかりやすく解説しています。

建築の働き方の悩み、プロに相談しませんか?

1,請負型のフリーランス

建築業界では昔から存在し、一般的な独立・フリーランスのイメージに最も近い働き方と言えます。

企画料や設計料の名目で、プロジェクトの完了時にお金を貰うフリーランスです。
特定の業務を遂行することを約束し、成果物の納品と引き換えにお金を貰う働き方です。

実は、建築士事務所は法人化しなくても、個人事業主のままで設立できます。
そのため、設計事務所をやっている人が「独立」と言った場合、実は働き方はフリーランス(個人事業主)であることも多いのです。

請負系フリーランスの特徴は

  • 前例のある業務であれば、標準の契約フォーマットや単価が定まっている事が多い
  • 責任がプロジェクトに限定される
  • 定型業務でない場合、発注しづらい

この請負系フリーランスの契約は、クライアントの業務イメージがある程度固まっていないと発注しづらいという特性があります。
業務内容が固まるまでの間、報酬が得られにくい実態があるようです。業務と業務の切れ目が出てしまうのが悩ましい働き方ともいえるでしょう。

4つの働き方で働くフリーランスの男性

2,不労所得型のフリーランス

いわゆるブロガーやアフィリエイターと呼ばれる方達です。
ブログを開設して商品を紹介するだけでなく、noteのようなプラットフォームを使ったり、オンラインサロンを開設したりすることで、自分のノウハウを販売する動きもあります。

クラウドファンディングで資金を集めて、シェアハウスやゲストハウスのような施設を運営して定額の収入を得るというのもここに入るのかもしれません。

ガッツリ専業アフィリエイターという方もいれば、副業的に業務の合間にアフィリエイトで副収入を得るという方もいます。

取り扱う商材もいろいろあります。建築の知識を活かした商材を紹介するサイトを立ち上げる方もいれば、業界に関係ない高単価な商材を紹介する人もいます。

不労所得系フリーランスの特徴は

  • すぐには収入が得られないが、中・長期間一定の収入が得られる可能性がある
  • 仕事が忙しくても、夜や週末など空いた時間で仕事ができる

以前、フリーランチのキャリア相談にも、建築系の仕事をしていた後に、情報商材の販売一本で生計を立てている方が来られたこともありました。

フリーランチではフリーランスのノウハウを研究していたため、インターネットマーケティングの知識をベースとした上で、きちんと役に立つアドアイスを打ち返すことができて心底良かったと感じました。

建築の方もインターネット経由で売上をあげることに腐心する時代になってきたのかなと感じています。

3,「週2日×2社で働く」複業型フリーランス

フリーランチが提唱する働き方の1つで、「週2日×2社で働く」というコンセプトです。
複数の会社に籍を置き、それぞれの会社の名刺を持って働く働き方です。

複業系フリーランスの特徴は

  • フリーランスの立場でも、大きなプロジェクトや高単価の仕事に参画できる
  • 自分がやりたい事との兼業ができる
  • 複数の事業やスキルを同時に経験し、育てていくことができる
  • 業務内容や業務量を契約書に記述するためにはコツがいる

求人サイトで小さい会社が業務委託契約も可能という求人を出しているのを目にします。

フリーランチは比較的規模の大きい企業とフリーランスとのマッチングも担当しているのですが、高い単価を望むなら、BtoBの仕事をしている会社と業務委託契約を締結するのがいいと思います。

比較的大きな会社でも、フリーランスの起用実績があります。転職回数が多かったり、フリーランス経験しかない方でも、大きな会社やプロジェクトに参画できるチャンスがあります。

自社保有物件をたくさん持ちコンバージョンを進める事業主、某スポーツ協会など建築系の技術者が常時いない団体、PM/CM会社、大手組織設計事務所など、選択肢はたくさんあります。

フリーランチでフリーランスと会社のマッチングを支援しているのですが、人日単価換算で2~4万くらい、仕事量は、週2~5日相当でさまざまです。

ざっくりとしたイメージをご紹介いたします。

企業・業種 業務日数(目安) 報酬
事業会社 A社(倉庫業)のコンバージョンマネジメント 週3~4日 3.6万円/日
スポーツ団体 B法人の施設運営マネジャー 週2~3日 2~3万円/日
PM/CM会社 C社のプロジェクトマネジャー 週2~4日 3~4万円/日
大手組織設計事務所 D社の設計マネジャー 週4~5日 2.5~3万円/日
不動産デベロッパー E社 建築担当(技術系) 週4日 3.2万円/日

仕事が面白いかどうかは、社風によりけりといった感じです。
業務委託を「外注」として取り扱う会社もありますし、単に「働き方の違い」という感覚で正社員と差別しないという会社もあります。

独立後まもない方や、独立準備中の方にも、メリットを得られる働き方ではないかと感じます。
複業でなくても、育休や介護など週5日働けない事情がある方にもお勧めできる働き方です。

4,コミットメント契約で働くアライアンス型フリーランス

コミットメント契約とは、月額報酬と目標に対する達成度に応じて特別報酬が支給される契約です。
社員と複業系フリーランスの中間にある働き方です。

会社と個人との新しい関係を定義した書籍ALLIANCE アライアンス―――人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用にて、このコミットメント契約の概念が紹介されています。
まだまだ採用実績は少ない働き方です。

私はこのコミットメント契約に近い形で働いていました。
フリーランチでは、このコミットメント契約で働く働き方を開発し、建築や不動産系の企業に採用を呼びかけたり、導入支援を行っています。

コミットメント契約で働くフリーランスの特徴は

  • 社員ではないが、目標にコミットすることで、大きな裁量権を与えられる
  • 信頼関係を築ければ、企業とフリーランスのパートナーシップを構築できる
  • 成果にコミットできれば、報酬も得られやすい

成果をどう評価するかというところまで落とし込めることが少ないので、いちばん難しい契約形態でもあります。

2~3年くらいの中期的な目標を定め、単年度毎に短期目標と報酬を確定していく形がいいと思います。

労働基準法の保護がないので、口約束になる可能性もありますし、運用が難しい契約形態ではあります。

アライアンス型フリーランスのイメージ

建築のフリーランスの働き方にもコツがある

雇用と違いフリーランスは、企業とフリーランス(個人事業主)との契約で業務が規定されます。

フリーランスは、報酬以外の規定も業務委託契約書にて定めなくてはいけません。
雇用契約書のように主要な項目を定めて、あとは労働法が守ってくれるという形にはなりませんので、フリーランスのメンターのような方や弁護士にお願いして、契約のリスクを洗い出しましょう。

また、複数の仕事を同時に廻すだけのスケジュール管理やタスク管理など、時間管理のテクニックも必要になります。

人間の脳は同時に複数のことをこなすようにはできていないので、うまくルーティンを作りながら成果を上げていく工夫が必要です。

フリーランチでは建築系のフリーランスを目指す方、フリーランスの方の新しい働き方を応援しています。

フリーランチのキャリア相談なら、実体験にもとづいたフリーランスへのアドバイスを受けることができます。

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