働きながら一級建築士学科試験受験、勉強時間を作り資格学校を使い倒す方法

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建築設計事務所で働く中では常に長時間労働が続いている状態で、働きながら一級建築士試験を受験しようと考えても時間が取れないと感じている方もいるのではないでしょうか。

その中で、今回は私が働きながら学科試験に合格した時の体験から、生活の中でどれだけ勉強時間を作り出せばよいかいうことについてまとめていきます。また、受験のために必要な知識や新しい問題の傾向を集中して学ぶことができる資格学校の講座と教材の効果的な使い方についてもご紹介します。

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一級建築士の学科試験に合格するために必要な勉強時間は800~1000時間

一級建築士学科試験に合格するための勉強時間は約800~1,000時間だと言われています。

私自身の体験から考えると、学科試験は2回受験して1回目は集中してやらなかったため約300時間程度、合格した2回目では平均15時間×40週で約600時間なので合計すると900時間程度でしたので、一般的に言われている勉強時間はある程度目安になるのかと思います。効率よく勉強することが大事ではあるのですが、どうしても時間がかかってしまうという事をまずは覚悟しなければいけないでしょう。

私は初めての受験の際、なるべく要点をつかんで勉強して、できるだけ仕事に響かないようにしたいと思っていたのですが、全く要領がつかめず結局125点満点中で70点しか取れませんでした。

この時の勉強方法としては、自分の手持ちの知識で解ける問題だけを固めていくことしか考えていませんでした。この方法では基本は分かっていても、そこから少しひねった問題には対応できず点を伸ばしていくことができませんでした。

一級建築士の学科試験では「4つの選択肢の中から1つ誤った選択肢を選ぶ」という形式の出題が多いのですが、その時に比較的間違いっぽい選択肢が2つ残ってしまいそこで選択ミスしてしまうというのがありがちな間違いです。ここでは「受験生がひっかかりそうな選択肢」という厄介な存在をいかにあぶり出してクリアするかということが大事になってきます。

そのためには、一級建築士の学科試験の出題者がどんな意図を持ち出題しているのかを感じ取る能力と、各設問の全ての選択肢を確認してきちんとその正誤を見極める能力という2つの技能が必要になります。

この2つの技能を育てるために、試験特有の出題形式と思考法に慣れるための時間と、全ての選択肢をチェックすることができるスピードを養うための基礎知識を蓄える時間がどうしても必要になるのです。

私自身その時間を取らなければいけないということを痛感することができたので、2回目の受験に向けては色々な場面で割り切って自分の勉強のための時間をつくろうと思えるようになりました。

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建築業界で働きながらつくる、1日2時間の試験勉強時間

一級建築士の学科試験を1年で合格するために、どのように最低800時間の勉強時間を確保すればよいのでしょうか。

資格学校の教科書が配布され、具体的に一級建築士学科試験の勉強を意識するのが11月からになります。そこから例年7月下旬に行われる学科試験までは約40週あると考えます。800時間を40週で割ると1週間あたり20時間の勉強が必要になります。

つまり、1週間あたり最低でも20時間の勉強が必要になると考えるべきでしょう。この内、資格学校に通う日が週1日8時間勉強するとすると、残り6日は最低1日2時間の勉強をしたいということになります。

また1000時間を目標とする場合には、1週あたり25時間の勉強をしたいところです。そのためには週1日10時間しっかり勉強する日をとり、残り6日は平均2.5時間ペースを守ることが大切になります。

しかし、一日集中して勉強をするよりも、仕事をしている日にまとまった時間を取って一級建築士試験の勉強し続けることの方が大変ですよね。きつい時には適度に休みをとりながら、それでも一日のうちで固定した勉強時間を取るようにしましょう。

一日あたりの勉強時間は2時間は取り、休みたい時やどうしても仕事が入る時には暗記項目を忘れないように読む程度で30分程度で済ませる方が、一回の勉強での習得量が良いように感じます。

9時に家を出てて10時から勤務開始の会社の場合で、どのような時間割が組めるか考えてみましょう。

できれば6時に起床し、6時30分から8時30分の2時間を勉強時間として確保したいです。夜は時間が取れれば1時間、取れなければ軽く過去問や予想問題をおさらいする時間を取るようにして、1日あたり2時間~3時間の勉強時間を取れるようにしたいです。

また、きちんと睡眠時間を確保することも重要です。きちんと事情を伝えた上で、日常的に長時間残業することのないようにしましょう。

一級建築士学科試験のための勉強スケジュール

一級建築士学科試験のための勉強スケジュール

私の場合は、午後1時から9時までという変形的な定時で働いていたので午前中に余裕を持って勉強することができました。しっかり準備できるようになった受験直前で、1日3時間を週4回、残り2日は1日1時間未満で軽く流すというリズムをつくっていました。これで1週間あたり22~24時間程度勉強できるのですから相当な量です。

しかし、そこに至るまで時間が結構かかったので、早めに態勢を整えることができればそれだけ楽ができたよなとも思っています。

午前中にも仕事が入ってくる事は多かったのですが、同じ仕事で関係する方達に少し多めに仕事に入ってもらい対応することができました。また通勤の時間を固定した勉強時間にあてる方も多いようですが、できれば定時の仕事の前後どちらかでまとめて勉強時間としたいところです。

一級建築士を取ることによるメリットはあなたの周囲にももちろん及ぶのですから、きちんと理解を得て出社時間を少し調整できるとよいですね。

一級建築士の学科試験は、集中と選択が大事、まずは法規から固めよう

一級建築士学科受験に向けた対策としては、広範囲に及ぶ学科試験の中で最も点を固めやすい、強固な地盤となる科目を一つ決めることがなによりも重要です。この場合自分の職務経験上で得意な教科とはまた違う観点から、点を落とさないことを重視することが大切です。

そして多くの方の場合、固める教科は「法規」になります。法規は建築基準法などの法令集を素早く引くための準備さえ整っていれば基本的には間違えることがないのですから、あとは早く目に留まるための法令集への線引きやインデックス作成などのテクニックをどれだけ準備しているかという勝負になります。

初回の受験ではなるべく覚えようとしていましたが、ある意味覚えることを捨てて法令集を引く早さにこだわることで30点中15点から27点にまで引き上げることができました。そして安定して点が取れるようになったことによって、受験期の終盤で他の科目で出てくる新要素や不安定要素への対応のために勉強時間が取れるようになりました。

他に学科試験の出題傾向によって点数のブレが出にくい教科としては「構造」が良いのではないかと考えます。

逆に「意匠」「環境・設備」は定番の問題に加えて時事を反映した問題を取り込みやすいので、点を固めるという意識には向かない教科です。その代わり周辺環境に対応した建築設計やコンストラクションマネジメントなどの新しい発注方式についてなど、知識を深掘りすることによって差を付けやすい分野でもあるので終盤で勉強するべき科目だと言えます。

改めて考えると、このある意味ギャンブル的要素の高い科目を最初に持ってきているのが学科試験の恐ろしいところかもしれませんね。

効率的に一級建築士の合格を目指すために資格学校の教材を使い倒す方法

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また、私は2回めの受験の際に資格学校に通って試験対策を行いました。

大手の資格学校のうち、私は総合資格学院に通っていましたが、私がここで述べるのは日建学院でも同様に当てはまる内容だと思います。

さて、資格学校のなによりの強みは、受験生の弱点を明らかにしきちんと基礎を固めるための仕組みが整っていることです。上にも挙げたように実際に点をなるべく落とさないという意識で外部からアドバイスをもらえることはとても有り難いことです。自分1人での勉強では無駄だと感じてすぐ諦めそうになるところをサポートしてくれる存在だといえます。

弱点を潰せばなんとかなるという安心感は得られますし、効率的な得点をするための心構えを常に持つことができるので上にも挙げたように法規でいちいち暗記に頼ってしまうような、無駄な勉強時間を圧倒的に減らすことができました。自立して弱点を補えるという自信の無い方はすがるべきだと感じます。

自分の勉強のサポート役としての役割とともに、資格学校が非常に役に立ったのが膨大な問題量でした。

一級建築士学科試験は4択の問題が多いとはいえ、結局はそれぞれの選択肢の正誤を論理的に導くことができなければ点数につながりません。その選択肢ごとの問題を多様なパターンで繰り返し解いていくことで、問題文が持つ論理の流れやひっかけポイントに慣れていく効果があります。この問題が毎週講義に出席するたびに各教科小冊子で1冊ずつ増えていくので、それを繰り返すだけでも相当なトレーニング量になりました。

過去問からの派生問題だけでなく、新しい分野への出題も積極的に行い、解説も付いてくるという良質な資料が常にリアルタイムで手に入るので、教材の充実度だけでも結構な価値があると感じていました。

これらの問題を教科ごとにまとめたファイルを常に手に取れる所に置いておき、きちんと理解できた問題から消していくことによって自分が理解できる範囲が確認できるのがとてもよかったです。

限られた時間を一級建築士受験につぎ込んで得られるリターン

常に長時間労働が常態化している建築業界において、一級建築士の資格取得に向けた時間は本当に限られています。一級建築士合格のために働きながら一日2時間近くをまとめて取るためにはかなりの調整が必要で、誰もが悩む道だと思います。

ただこれだけの時間を一気にかけて、短期間で資格取得することによるリターンは非常に大きいです。

またこの時間をかけても不合格になってしまうことも大いにありえるのですが、それでもきちんと選択肢を理解して、回答スピードを上げる方向性で確実に手応えはつかめるはずです。大きなリターンを得られるように、きちんと自分の時間に投資を行いましょう。

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