2019一級建築士定期講習の3年ごとの受講方法まるわかり

一級建築士は、3年ごとに定期講習を受講しなくてはいけません。

定期講習は資格学校や確認検査機関などで開催していますが、開催頻度や場所は開催する団体や地方などで大きなバラツキがあり、特定の曜日などに集中することも珍しくありません。

また、一級建築士定期講習の受講間隔は「3年ごと」とされていますが、ではいつまでに受講すればよいのかハッキリとした期間が分からない、疑問に思っている方も多いものです。

そこで、この記事では一級建築士定期講習を受講するにあたり、適したタイミング及びスムーズに受講するにはどうすればよいのかを解説します。

更に、一級建築士定期講習を受けるのに便利な団体や、東京・神奈川・千葉・埼玉の主要会場における一級建築士定期講習の開催日程が一目でわかる記事も用意いたしましたので併せてご紹介します。

※2019年2月13日追記(2016年12月5日公開)

一級建築士定期講習の受講タイミング

一級建築士定期講習については建築士法により定められており、建築士事務所に所属する建築士は、登録講習機関が行う定期講習を3年以内ごとに受講しなければなりません。

ここで重要なポイントは3年という期間、いつから数えて3年以内なのかということです。

そのポイントは多きく分けて以下のような3つに分けられます。

(1).一級建築士に合格後、はじめて一級建築士定期講習を受ける場合

はじめての一級建築士定期講習は、一級建築士試験に合格した翌年度の始まりから数えて3年以内に受講することになります。

一級建築士に合格してから3年以内に受講しなければいけないと思われている方が多く間違えやすいところですが、あくまで一級建築士に合格した次の年度の始まりから数えて3年以内となります。

つまり、3年後の年度末までに定期講習を受講すれば大丈夫です。
一級建築士の定期講習を受講する期間

(2).2回目以降の定期講習を受ける場合

建築士試験に合格して最初の一級建築士定期講習を受けた後は、3年おきに定期講習を受けることになります。

この時も、前回講習を受けてから3年以内というわけではなく、前回受講した年度の翌年度の開始日(4月1日)から起算し、3年後の3月31日までが受講期限となります。

(3).建築士事務所に所属していない一級建築士が建築士事務所に転職した場合

前回受講してから建築士事務所を退職した一級建築士が、その後3年を超えた日以降に組織設計事務所やゼネコンなどの一級建築士事務所に転職したような場合はどうでしょうか。

その場合は、一級建築士事務所に所属後に遅滞なく一級建築士定期講習を受講しなくてはなりません。

なお、一級建築士の転職活動については下記の記事にまとめています。

転職をお考えの方は是非ご覧下さい。

「建築の転職方法や求人情報サイトの使い方をすべて解説します」
(一級建築士の方の転職先の探し方について、それぞれのメリットとデメリットを考察した記事です。)

一級建築士定期講習の開催日数が多い団体

一級建築士の定期講習は資格学校や建築士会、また確認検査機関など様々な団体が行っています。

その中でも、総合資格学院・日建学院・ERIアカデミー・ビューローベリタスジャパンの4つが、一級建築士定期講習を数多く開催しています。

以下の記事に一級建築士定期講習を開催する利便性の高い団体をまとめました。

受講料など各団体の違いについても説明しています。

「総合資格や日建学院など一級建築士定期講習の開催団体の違いをご紹介」

一級建築士定期講習の予約を入れる男性

東京・神奈川・千葉・埼玉の一級建築士定期講習の開催日まとめ

東京・神奈川・千葉・埼玉において、特に総合資格学院・日建学院・ERIアカデミー・ビューローベリタスジャパンが開催する一級建築士定期講習の開催日程を下記の記事にまとめています。

各団体の定期講習の日程をエリアごとにまとめて確認できるので便利です(日程表はpdfでダウンロード出来るようにしています)。

内容についても随時更新していますので、定期的にチェックしてみてください。

2019年東京開催の建築士定期講習の最新日程と会場アクセスまとめ
東京都内で開催される一級建築士定期講習の日程と会場の所在地やアクセスのしやすさなどをまとめています。

主な特徴は「山手線エリアはどの会場もアクセスしやすく便利」「五反田・新橋・六本木・日本橋については1会場ずつしかないので定員に注意」です。

横浜や川崎など神奈川の建築士定期講習の最新日程と会場情報まとめ
神奈川県内(横浜や川崎)で開催される一級建築士定期講習の日程と会場の所在地やアクセスのしやすさなどをまとめています。

主な特徴は「神奈川県の建築士定期講習の会場はどれも駅からのアクセスが良い」「川崎エリアは溝の口側と川崎駅側にそれぞれ1つずつ会場がある」ことです。

柏や船橋など千葉県の一級建築士定期講習の最新日程と会場情報まとめ
千葉県内(柏や船橋)で開催される一級建築士定期講習の日程と会場の所在地やアクセスのしやすさなどをまとめています。

主な特徴は「週末に一級建築士定期講習を行っているのは総合資格学院だけ」「内房線エリアの方は木更津で開催している日建学院が便利」です。

大宮や川越など埼玉開催の一級建築士定期講習の日程表とアクセスまとめ
埼玉県内(大宮や川越)で開催される一級建築士定期講習の日程と会場の所在地やアクセスのしやすさなどをまとめています。

主な特徴は「埼玉県は東京や千葉方面へのアクセスが良いので、日程とエリアによっては選択肢とできる」「受講料を安く済ませるには埼玉土建という選択肢がある」ことです。

安く一級建築士定期講習を受けられるのは東京土建と埼玉土建

受講料が安い東京土建埼玉土建であれば、一級建築士定期講習を10,000円で受けることができます。

以下の記事にて東京土建と埼玉土建の紹介、及び定期講習の開催日程や会場についてまとめてましたので是非ご覧ください。

「安く一級建築士定期講習を受けるなら東京土建と埼玉土建がおすすめ」

一級建築士受講しやすい団体

複数の開催元を利用して、計画的に一級建築士定期講習を受講しましょう

建築士の定期講習は、5時間の講習を受講し、最後に40問の「修了考査」を7割以上正解することで修了証を受けることができます。

また、修了考査自体はきちんと講習を受けていれば各団体で99%以上の合格率になるともいわれています。

日程についても定期講習は年度内で受講すればよいため、年度末の3月には各団体で駆け込み需要を見越した開講日が設定されています。

ただし、年度末はどこも予約が埋まってしまいやすいので、当記事及び関係する記事で複数の開催元を前もって確認しましょう。

ここでもう一度、一級建築士定期講習を受講するにあたってのポイントをまとめます。

  1. 受講タイミング:重要なポイントは3年という期間です。
  2. 開催団体:総合資格学院・日建学院・ERIアカデミー・ビューローベリタスジャパンが、定期講習を数多く開催しています。
  3. 講習の開催日:(この記事では)東京・神奈川・千葉・埼玉の開催日についてまとめています。
  4. 受講料が安い団体:東京土建と埼玉土建では、一級建築士定期講習を10,000円で受けることが出来ます。

以上を踏まえて、計画的に利用することで受講漏れとならないよう気をつけてください。

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