建築業界での転職でプラスになるスキルの掛け算という考え方

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建築業界での転職では、自分が持っている建築スキルや経験と相性が良い新しいスキル、経験を得られる転職先を選ぶことが大切です。

そして、それぞれのスキルを同時発揮できる、スキルの掛け算が成り立つような働き方を転職で実現できれば、将来的に関わることができる仕事の幅を広げることができます。

この記事では、建築業界での転職で意識したいスキルの掛け算という考え方をご紹介します。

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転職によって新たなスキルを身に付ける事がプラスにならないこともある

これまでと違う業種や職種を経験することで、新たなスキルを身につけたい、そう考える転職希望者は少なくありません。

建築業界は業務の専門性が高い上に、建築に関わる仕事は多岐に渡ります。

そのため、ある程度の実務経験や資格があれば、同じ建築業界内で今までと異なる立場の職種に転職すること自体は難しいことではありません。

しかし、積み重ねた経歴や建築スキルと整合性が取れない転職をしてしまうと、新たなスキルを身につけても結果的にプラスにならない場合も多いです。

整合性の無い単発のスキルや経歴を重ねても、結局、トータルで見たときに強みが見出せなくなります。

転職によりスキルアップや仕事の幅を広げたいと考えた場合、身につけた建築スキルと相乗効果のあるポジションを見極める事が重要です。

建築における上流のスキルと下流のスキルは同時発揮しにくい

建築プロジェクトにおける上流のスキルと下流のスキルは同時発揮しにくく、相性がよくありません。

上流の業務と下流の業務では、建築プロジェクト全体の中で発揮されるタイミングやクライアントへの関わり方が違い、必要なスキルの属性が変わってくるためです。

例えば、建築技術営業職から構造設計職への転職は、スキルの関連性が低いため同時発揮しにくいと言えます。

また、設計者という職域の中でも、建築意匠設計職から構造設計職への転職で得られる実務レベルの専門性の高いスキルは、同時発揮しにくいものになってしまいます。

これは、規模の大きい企業での業務や、多くの人数が関わる建築プロジェクトにおいてより顕著になります。

同時発揮しにくいスキルを複数持っていても評価されるフィールドは少ない

異なる建築スキルを複数持っていても、相乗効果が無く同時発揮される機会がなければ評価される事はありません。成果に反映される機会が訪れないためです。

こういった転職では、結局ゼロベースに近い状態で別の建築キャリアを積み上げていくことになります。

これは、建築実務経験を積んでコアスキルが確立した30代以降の方にとっては特に大きなリスクとなります。

なぜなら、ある程度の年月を費やして積み上げた経験やスキルを転職先で活かせず、業務上のポジションや年収面での評価を得られるまでに更に長い時間がかかるからです。

逆に、同時発揮できる複数のスキルを持てるような転職ができれば、将来的に評価されるフィールドが見えてくるはずです。

同時発揮しにくいスキルを持っていて評価されるのは小さい会社

ちなみに、同時発揮しにくい単発のスキルや経験自体が評価されるのは小さい会社でユーティリティープレイヤーとして働く場合に限られます。

小さな会社の場合、各分野の専門家が社内にいない場合多いので、あまり関連がない業務内容でも兼務する必要があるからです。

ただし、その場合は次に選べる転職先も同じような小さい会社に限定される可能性が高いです。

結果的に将来の働き方の選択肢が広がらない可能性がある点については、よく理解しておきましょう。

専門性を損なうことなく建築スキルの幅を広げることが重要

例えば、建築プロジェクトにおいて共に上流側のスキルである設計職とコンストラクションマネジメント(CM)職、同時発揮しやすいスキルである建築施工管理職とデベロッパーの品質管理職で発揮できるスキルや経験は、相性が良いと言えます。

こういった転職は、これまで積んできた建築実務と相関を持ちつつ職域が広がるため、専門性を損なう事なく建築スキルの幅を広げる事ができます

キャリアにも連続性が生まれるので、中長期的に見た仕事の選択肢も広がりやすいです。

掛け算のしやすいスキルを身に着けた女性のイメージ

仕事の幅が広がるようなスキルの掛け算を意識して転職先を選ぼう

転職と同時にスキルアップを目指す場合、自分が積んできた建築スキルと掛け算できる経験を得られる仕事を選ぶ事が大原則です。

ただし、目当ての企業の求人情報を見ているだけではこのような視点は持ちにくいです。そのため、少し引いた視点で客観的に建築キャリアを捉える必要があります。

建築業界の転職エージェントとしても、きちんとスキルの掛け算ができるような転職のアドバイスを行なっていきたいと考えています。

自身の建築コアスキルが確立する30代以降の方は、スキルの相性を意識して転職先を選びましょう。

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